肝臓に優れた効果をもたらすウコンについて

ストレスを軽減することは可能か?

Question

仕事上、ストレスが多くイライラしがちですが、ウコンはこういったストレスを軽減することは可能でしょうか?

Answer

「ストレス」のかかった心身の過労状態とは、「自律神経失調症」の一歩手前で、「交感神経」が非常に緊張している状況です。この過労がさらに進行、または悪化すると、交感神経がまいってしまいますが、だからといって「副交感神経」が高まるわけではなく、両神経ともに疲労してしまいます。
つまり、交感神経が緊張しすぎて不安定な状態が長時間続くと、副交感神経が抑えられたままの不安定な状態におちいり、両神経のバランスを狂わせ、心理的に情緒がアンバランスな状態になります。
交感神経が緊張したままの状態では、興奮した気持で一心不乱に仕事をしたり、やたら戦闘的な気分に駆き立てられます。
心が高ぶったままに無理な仕事を続けると、血圧が上がって心身ともに大きなダメージを受けてしまうのですが、こうした精神の不安が長く続くと、血圧が上がりぱっなしで高血圧が慢性化し、とつぜん「脳出血」を起こしたり、「心筋梗塞」を起こしてしまうことがよくあります。
かっかする気持のまま仕事を続けるのは、体のためには最悪で、たまにはリラックスすることが大切です。リラックスとは副交感神経が緊張した状態ですが、ときどきは交感神経の緊張を休めて、副交感神経のほうにスイッチを入れないと、消化器系での消化・吸収がうまくいかなくなります。
副交感神経を活性化させれば、交感神経の緊張は相対的に抑制する方向に働きます。人が定期的に休みを取らなくてはならない理由は、副交感神経が交感神経を抑えて自律神経を安定させるためです。
副交感神経が優位にならないと熟眠できないのも大切なポイントです。
要するに、交感神経と副交感神経とがたがいにバランスを取り合って、シーソーみたいに上がったり下がったりしているのが健全な状態です。
大きなストレスを受けて、心身ともに疲れ果て、からだが衰弱して何も食べる元気がないときであっても、1部消化管を働かせて活性化すると、副交感神経が刺激されて、自律神経の安定化につながります。

ウコンを飲むと、胆汁の分泌が克進されて、1部消化管がひとりでに活発化するため、過労時でも食欲が出てきます。消化管が活発になると、自律神経のバランスが保持され、抗ストレスに作用するという意味において、二次的に人体の自然治癒力を引き出してくれます。なお、消化管の活性化には、ウコンよりガジュツのほうが有効ですが、作用の強い弱いの差はあっても、両生薬とも胃腸管の運動を活発にしてくれます。
胃腸が活発になると、副交感神経がそれに同調して活発化されます。ウコンが神経やホルモンを直接に刺激することはないものの、消化管が働くことによって、間接的に副交感神経が活性化されます。ウコンを服用すれば、ストレスから生じるさまざまなからだの不調を緩和できる可能性があると考えられます。
ちなみに、近代医学では、交感神経と副交感神経の上がり下がりを薬品によって直接的に刺激しようとしますが、これが効きすぎると必ず副作用の問題がからんできます。神経系の治療に処しては、科学的な医薬品を使うことに慎重を期さなければをりません。


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