Question
ウコンはは沖縄の特産品だとよく聞きます。また、ウコンは熱帯性植物でもあり、沖縄で栽培したものでないと薬効がないと言われたことがありますが本当でしょうか?
Answer
ウコンはもともと南アジアのインド周辺が原産地です。夏の気温が高い地方でないと薬効成分の高いウコンを得ることができません。ただし、土壌の良否もからんでくるので、ただ単に夏が暑ければいいという条件だけではウコンの薬効は期待できません。気候だけから判断すると、沖縄から奄美地方にかけて、薩摩半島の鹿児島南部から宮崎の日南海岸まで、四国では高知までが日本でのウコンの栽培適地とされています。
沖縄のウコンが優良品とされる理由は、とくに沖縄北部の土壌がサンゴや貝殻を多く含むために、カルシウムなどのミネラルを多量に含有しているからです。昨今は東南アジア各地からウコンが大量輸入されていますが、輸入品はカレー粉の原料などに利用されています。