Question
少し疲れて体調が思わしくないときや倦怠感が強いときなど、ウコンを飲んで害になることはありませんか。また、ウコンを服用すれば、疲れを解消することは可能でしょうか?
Answer
疲れの原因というのは、さまざまな毒素が人体の中に滞って、「肝臓」での基本的な解毒機能が低下したり弱くなることです。疲労の原因になっている毒素をいち早く分解すれば疲れが取れるので、肝細胞の働きを活発にしてくれるウコンを服用すれば、血液の循環を良くして、毒素を分解して疲れを取り去ってくれます。
ウコンには消化器系の働きを活発にする薬効が認められていると同時に、一方では血液の流れを良好にして動脈硬化を抑制する作用もあり、「心臓」を取り巻いている冠動脈を拡張したり、また血圧を下げる働きも示します。
ウコンは、肝臓および心臓の調子を整えてくれる「肝心かなめ」の生薬ですから、これを飲んで疲れが取れることはあっても、疲労が大きくなることはありえません。したがって、からだが弱っているときにウコンを飲んでいけない理由はありません。
むしろ積極的に摂るべきでしょう。