ウコンの薬効」カテゴリーアーカイブ

ウコンには副作用がない

厳密にいえばどんな薬にも副作用は考えられます。たとえば副作用がないとされてきた漢方薬の代表薬、「小柴胡湯」に副作用があったということが新聞に大きく取り上げられたことがありました。

しかしよくよく調べてみると、副作用を起こしたのは、慢性肝炎患者にたいし医療用として処方されたものだけで、一般用に市販されている「小柴胡湯」の処方からは1件の副作用も報告されていませんでした。
肝炎などに処方されるインターフェロンの場合はどうでしょう。500人に1人の割合で顕著な副作用がみられるということですが、メディアでとりあげられるようなことはありません。小柴胡湯」の場合、25000人に1人出てしまった副作用を、果たして副作用というのかどうかという問題が残ったニュースでした。

現代医学の世界でも、

  1. 毒性(副作用) がない
  2. 作用が特定の臓器に限定されない。
  3. 正常化作用をもつ

前記の条件を満たすものでる以上の薬を、アダプトゲンと称していますが、「ウコン」も上記の3条件を満たしているアダプトゲンです。

漢方薬と生薬の違いは、漢方薬とは「いくつかの生薬を組み合わせてひとつの処方としたもの」で、一定の治療体系の中で使われる薬です。次に生薬についてですが、まず医学的な定義をいえば、前述したように「天然界から得られる粗薬物」ということです。動物、鉱物、植物の三者を含んでいますが圧倒的に植物が多く、さまざまな加工をしたり、あるいはそのまま乾燥させて利用することがほとんどです。
天然物なので保存が難しいところもあり、そういう意味からいえば「生きている薬」、また、これを母体としていろいろな医薬品をつくりだしたりするので「薬を生む」とも解釈されています。

明治初年、欧米の文化がどっと日本に入ると同時に医学も西洋医学がメインになり、それまでの漢方を中心とする東洋医学が、古くさい非科学的なものとして締め出されてしまいました。それ以来、生薬を用いる治療法はいんちき臭いものとして、昭和の時代まで日陰の道を歩くことになりました。しかし現在、合成医薬品の薬害問題がクローズアップされるにつれて、生薬による治療法が見直されるようになり、いまでは、210の処方にかぎり、保険診療に入るまでになっています。

現代医学の世界で確認された薬の条件

  1. 毒性(副作用) がない
  2. 作用が特定の臓器に限定されない。
  3. 正常化作用をもつ

に合致する性質を備えたウコンは、他の薬品の効果を助けることはあっても、障害となることはないすぐれた健康補助食品といえます。
ウコンを試してみたいと思ったときに副作用がないことはとにかく安心です。

ウコンには現代人が不足している「食物繊維」も豊富に含む

健康というと、まず栄養分をたくさん含んだ食品を食べることに意識が集中します。確かに食べ物はエネルギー源になり、食べ物がなければ健康な毎日を送ることは不可能です。そこで、栄養のあるものを食べれば、ビタミン不足も、タンパク質不足も、もう大丈夫、とついつい考えてしまいがちです。いくら栄養分のたっぶりとあるものを食べても、それを消化する能力が体になければ、ただ、胃をいたずらに疲労させるだけのものになってしまいます。また、それだけではなくせっかくの栄養を、体を損なう物質に変化させてしまう場合もあります。

たとえば、ビタミンには水溶性ビタミン、脂溶性ビタミンの二種類ありますが、水溶性だと、とりすぎたものは尿などと一緒に体の外に排出されますが、A、D、E などの脂溶性はそうはいきません。血液の中に溶け込んで高脂血症などの原因となってしまいます。
だからこそ、昔から長寿の秘訣は「腹八分目」といわれるのです。最近は、「腹6分目」がよいとも言われます。
余分に食べない、食べたら出す、体の新陳代謝をベストの状態にしておく。これが健康にとっては大切なことです。便秘はあらゆる成人病のもとともいわれます。いらないものを体に溜めておくとどうなるでしょうか。腸の中で腐った食べ物のカスは有毒ガスや有毒物を発生し、それが腸から吸収されると、頭痛、吐き気、倦怠感、不眠、ひどい場合は、動惇、不整脈、精神不安、宿便性発熱となります。一刻も早く外に出してしまうに限ります。
そしてその便秘解消に効果があるのが食物繊維というわけです。食物繊維は、いままでは栄養を含まないということでカス扱いされてきました。
ところが、現在では、炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、ミネラルに次ぎ、「第六の栄養素」といわれています。ところで、食物繊維は水溶性と非水溶性の二種類に分けられます。水溶性の繊維には海藻に多いアルギン酸、それにコンニャクマンナン、ラミナリン、ペクチンなどがあります。野菜や果物に多く含まれていて、ねばねばした状態で腸壁を保護するのが特徴です。
非水溶性に比べ、便秘の解消にはあまり効果はありませんが、消化管に長くとどまる性質があり、コレステロールや胆汁酸を固め、それらが、再び腸壁から吸収されるのを防ぎ、コレステロール値を下げることが分かっています。胆汁の中のコレステロールは、そのままだと腸から再び吸収されて全身を回ってしまいますが、それを防ぐのが水溶性の食物繊維なのです。

またこのほかにも、胃の内側に膜をつくって胃が空っぽになる時間を遅らせ、糖分がゆっくりと吸収されるようにする作用もあります。ここ最近は、糖尿病が急増していますが、この食物繊維を含んだ健康食品が多数注目されています。糖分がいきなり体の中に入ってくれば、すい臓はびっくりしてインシュリンを大量に分泌します。これが何度も続くと糖尿病の引き金になりますが、そうした危険も防いでくれる働きです。
一方、非水溶性はぽそぼそした感じで、セルロース、ヘミセルロース、リグニンなどがあります。水分を吸収し、腸の内容物の体積を増やして腸管を刺激します。そのため便を押し出す運動がうながされて通じがつきます。そのほか、肉類を食べ過ぎるとタンパク質が腸内で腐敗し、アミンなどの有害なガスを発生させますが、それらもー緒に体外に出してくれる作用があります。また、ヘミセルロース、リグニンなどは血液中のコレステロールを低下させる作用があります。念のために、食物繊維の効用をまとめておきます。
●ガン予防
腸内の発ガン物質を包み、害を少なくし、便通をよくして体外に排出してしまう。
●腸内細菌の善玉菌を増やす
タンパク質やアミノ酸を分解し、腸内で腐敗させ、アンモニア、アミン、フェノール、トリプトファン、インドール、硫化水素などの有害物質をつくりだす悪玉菌を撃退する。
●コレステロール値を下げる
食品に含まれるコレステロールや胆汁から分泌されるコレステロールが小腸から吸収されるのを防ぐ。
●高血圧予防
塩分の吸収を妨げる。腸内細菌の悪玉菌がつくる有害物質は、自律神経に作用して血圧を上げるといわれているが、それを予防する。
●肥満、糖尿病予防
糖分の吸収を遅らせ、なおかつ余分な糖分を体外に排出する。また、食物繊維は栄養にはならないが満腹感を起こさせるので、食べ過ぎることもなくエネルギーを余分にとることもなく、肥満防止につながる。
●便秘・痔の予防
便を最適な柔らかさに調整し、便通を準えてくれる。大腸ガン、ポリープ、大腸憩室を予防する。食べたら出す、ムダのない食べ方をする、腹八分目を心がける、これが健康のポイントです。出すについては、ウコンのもつ食物繊維が強力な力を発揮してくれることでしょう。

ミネラルも豊富に含むウコン

ミネラルウォーターを始め、最近は「ミネラル」という言葉を聞く機会が急増しました。
ミネラル入りとうたった化粧品までも登場しています。
では、いったいミネラルとは何でしょう。分かっているようで分からないのがミネラルの働きだと思います。ミネラルとは鉱物です。カルシウムやナトリウム、そして鉄や銅など、私たちの体の中で大切な働きをしています。
具体的には、人間の体温はおよそ36度から37度に保たれていますが、この体温を保つために、外部から水、空気、太陽の光を取り入れると同時に、栄養も摂取しています。
栄養とはいうまでもなく、炭水化物、脂肪、タンパク質、ビタミン、そしてミネラルや食物繊維などです。炭水化物と脂肪は主にエネルギーとして使われ、タンパク質はエネルギーになるほか、体の組織や筋肉をつくるのにも使われます。

ビタミン、ミネラルはエネルギーとしてではなく、体の中でさまざまな反応を促進させるおよそ2000種類もの酵素の働きをする作用をもっています。

タンパク質が筋肉になったりするとき、その調整役として働くということです。人の体の中にはミネラルは少ししかありませんが、ある一定量がないと生きていくことができません。たとえば鉄の必要量は一日に10~15mg。亜鉛は8~15mg、鋼は2~3mgです。

ミネラルの具体的な働きですが、唾液にはアミラーゼ、胃の中にはペプシンという消化酵素があります。この両者はカルシウムが不足すると消化作用をスムースに行えなくなります。また、胆汁の中にはリパーゼ、すい液の中にはペプチターゼという消化酵素がありますが、この両者は、亜鉛が欠乏すると働きがおろそかになってしまいます。ミネラルの中には、こういった各々の役割があります。ところが現在、毛髪分析による栄養診断の結果、この大切なミネラル類が不足しているというデータが確認されています。

不足しているミネラル

  • マンガン
  • 亜鉛
  • クロム
  • セレニウム
  • バナジウム
  • カルシウム
  • マグネシウム

不足気味のミネラル

  • リチウム

過剰なミネラル

  • ナトリウム
  • リン

ミネラルが不足している理由についてはいくつかの原因が考えられます。

  1. 脂肪やタンパク質の摂取が増え、微量栄養源である野菜や果物の摂取が減った。
  2. 穀類が精白されたり、売るために見かけのよい野菜が増えた。
  3. 調理済み食品の利用頻度が高くなった。
  4. 食品添加物や環境汚染物質が増えた。
  5. 化学肥料の使いすぎで農地がやせてしまった。

ところが、ウコンにはこれらのミネラル類がたっぶりと含まれています。カルシウム含有量においては、イワシの2倍の含有量です。
ではウコンに含まれるミネラルはどういった働きをするのでしょうか。種類別にみていきます。

リン

リンは体のすべての細胞に含まれ、骨や歯をつくり、体の成長と修復、脂肪と炭水化物の代謝を助けてエネルギーをつくり、関節炎の痛みを減らすなどの働きをしています。また、ナイアシンの吸収、心臓の正常な動き、腎臓が正常に機能するなどの生理学的な化学反応のほとんどにかかわっています。ナイアシンとはビタミンBの仲間ですが、比較的よく耳にするナイアシンとして、ニコチン酸やニコチン酸アミドなどがあります。消化系の健康を促進して胃腸障害を緩和したり、偏頭痛の予防、健康な皮膚、血液の循環をよくし血圧を下げるなどの働きがあります。

リンの働きを効率よく果たすためには、ビタミンDとカルシウムを欠かすことができませんが、リンは、過剰に摂取すると、ミネラルバランスがこわれて体内のカルシウムが減少してしまいます。一般的にほとんどの食事にはリンが多いので、カルシウム不足にならないように工夫して食事をすることが必要です。また、個人差はありますが、一般的に40歳をこえると余分なリンを排泄する腎臓の働きが弱くなるので、カルシウム不足に注意することがより大切になります。

鉄には、貧血予防のほかに細胞機能を活性化させる働きがあります。ビタミンCと組み合わせることで吸収率が高まり、酒飲みには欠かせないビタミンB群の適切な代謝にとって必要なミネラルです。生理上、女性は男性に比べおよそ二倍の鉄分を必要とします。
体内にはおよそ3~4g の鉄分がありますが、そのうちの 6割は赤血球のヘモグ
ロビンと結びついています。血液は肺で酸素と結びつき、全身へ運ばれ、不要の二酸化炭素を持ち帰ってくるわけですが、鉄が不足すると貧血になり、酸素運搬能力が低下してしまいます。

顔色がすぐれず、まぶたの裏や爪が白っぽいなどの症状がある人は、鉄が不足して起こる鉄欠乏性貧血を疑います。圧倒的に女性に多く、4人に1人にその傾向があるといわれ、動惇、息切れ、頭痛、肩凝り、立ちくらみ、などの症状があらわれます。
鉄の一日所要量は10mgですが、ウコンにはその鉄が100g中に106mgも含まれています。鉄が多いといわれるほうれん草よりも30倍の含有量です。

カルシウム

カルシウムは体の中でいちばん量が多いミネラルで、第一の働きは神経と筋肉の機能を調整し丈夫な骨をつくることです。ウコンにはこのカルシウムが100g中に169mg、牛乳の約1.6倍の量が含まれています。
カルシウム不足は骨をもろくするほか、神経を過敏にしたり、粗暴な行動に走らせる要
因となります。現代の高齢者に多い、骨粗鬆症の予防にも欠かすことができません。
リンと一緒になって健康な骨や歯をつくったり、マグネシウムと協力しあって心臓や血
管の健康を保ち、不眠症の症状をやわらげ、鉄の働きを手助けします。
生理痛がひどい場合には、カルシウムを豊富摂取すると、痛みが改善します。

カルシウムの量は20代をピークに徐々に減少していき、50歳代の女性になると急激
に低下します。骨そしょう症に悩んでいる人はおよそ400万人といわれていますが、こ
の症状が全身に及ぶと背中や腰にだるさを感じ、その痛みがやがて持続的になります。
骨粗鬆症は閉経を迎えた女性に多く見られる傾向がありますが、その理由は女性ホルモン( エストロゲン) の働きに深く関係しています。
閉経を迎えた女性は、積極的にウコンを摂取するといいでしょう。

ミネラルを積極的に摂取する人とそうでない人を比較したデータがあります。ミネラル成分が多い水を飲む地域と、そうでない地域に分けて成人病の発生率を調査したところ、ミネラル成分が多い水を飲む地域のほうが、高血圧や心臓病などの発生が少なかったのです。この壮大な実験で、循環器系の病気に対してカルシウムが効果があると、初めて見なおされました。

カリウム

カリウムが不足すると、むくみを生じたり低血糖の症状が起きます。ナトリウムと一緒に働き、体の水分のバランスを調整し、心拍のリズムを正常に保ちますが、そのバランスがくずれると、神経と筋肉の働きに障害が起こります。そのほかの主な働きとしては、体内の老廃物の除去、血圧を下げる手助けをする、脳に酸素を送って活発な思考力を発揮させることなどがあります。反射が鈍くなったり、何となくやる気がなくなっているなと感じたら、カリウムが足らなくなっている低カリウムの症状である可能性があります。お酒や、コーヒーをたくさん飲む人、甘いものが好きな人は、そうでない人よりもカリウムをたくさん消費しているので、意識してカリウムの多い緑黄色野菜をたべるといいでしょう。尚、カリウムは水に溶けやすいので煮たりゆでたりした場合は、その煮汁も一緒に食べられる調理法が最適です。

マグネシウム

血糖中の糖分がエネルギーに変わるためになくてはならないミネラルで、抗ストレスミネラルとして知られています。
循環系の機能を促進し、心臓発作を予防し、カルシウムの沈着を防ぎ、腎臓結石や胆石を防ぐ働きがあります。カルシウム、ビタミンC、リン、ナトリウム、カリウムの代謝に必要ですが、アルコール中毒の人は、たいていが不足していることが分かっています。
マグネシウムはビタミンB 群が必要とする酵素をつくるのに欠かせないミネラルです。ビタミンBの働きが十分でないと痙攣などの症状が起きますが、そんな場合はマグネシウム不足が考えられます。

コレステロール値を抑制し、て高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防する

ウコンの薬効で胆汁の分泌が促進されると以下のような効果があらわれます。

  1. 過剰なコレステロール値が調節される。
  2. 脂質代謝がよくなって血小板の凝集が抑制される。
  3. 血圧が調整される

ウコンにより全体的に血液がサラサラとして流れやすい状態になります。体を動かすとき、筋肉を伸ばしたり縮ませたりして収縮を行うわけですが、その働きを促進するのはカルシウムです。筋肉の中にカルシウムが増えると縮み、抑えられるとゆるむのですが、ウコンには、そのカルシウムイオンが血管の平滑筋へ導入されるのを抑える働きがあり、そのため末梢血管が拡張して血流がよくなり、血圧の上昇が抑制されるという仕組みです。
血液中のコレステロール値が高ければ高いほど動脈硬化が進んで、合併症として心筋梗塞になる危険性が高まります。
ウコンは、そのコレステロール値を調節してくれる効果があります、ただし、コレステロール値は低ければいいというわけではありません。コレステロールは細胞膜をつくるのに大切な要素のひとつです。体にとってはなくてはならないものですし、脳の神経細胞の周辺はコレステロールで固められています。なにかというと悪役の代名詞になっているコレステロールですが、じつは、値が低すぎると他の栄養素の値も低くなっていることが分かっています。
コレステロールにつついての詳しい情報は、こちらです。
また、コレステロールの値が低すぎると、犯罪や自殺を起こす確率が増えるという報告もあります。では高い人はというと、こちらは、責任感があり、自制心が強く、社交性もあるということです。
コレステロールの差にこうした傾向があらわれるのは、、精神を安定させるセロトニンという物質に原因があ関与しているためです。

性格の決定にかかわっている脳細胞がセロトニンを血液からとりこむとき、コレステロールの量が少ないと、脳細胞に入るセロトニンの畳も少なくなるそうです。だからといってコレステロールを増やせばよいというものではありません。成人病との兼ね合いがあります。日本人の成人の平均コレステロールの正常範囲は、100mlあたり160~180mgです。
これが220mg以上になると、心筋梗塞などに襲われないためにも値を下げる必要があります。
210mg以下ならばとくに必要ありません。投薬などで下げすぎたりすると性格が攻撃的になってしまう可能性もあります。
人間は動物であるかぎり、コレステロールは重要な物質です。でも、医者からコレステロール値が高いといわれると、たいていはまず卵やバターを控えます。確かにそうすることで脂肪分を抑えることはできますが、じつは食べ合わせを工夫すればその心配がないことも分かっています。バターや卵をしいたけと一緒に摂取するとコレステロール値が上昇しないこともわかっています。本来は、バランスのとれた食事を摂ることが最も重要です。

ガン細胞への効果・効能

ガン治療の研究は、世界で日々進んでいますが、なかでも、免疫力を利用した技術的・薬物的な集約的治療に関心が集中しています。
強い薬や放射線を使うことで、まだガンになっていない細胞まで傷つけてしまう、また死滅させてしまうこともあり、ガンは治ったけれどもひどい副作用でツライというケースが増えています。
ですから、ガンばかりでなく、すべての病気にたいして的確に効果を発し、副作用もなく、悪い細胞だけをやっつける免疫力本来の仕組みや力の解明が求められているのです。
米国でも日本でも、膨大な予算のもとに、植物性食品によるガン予防の研究が急ピッチで進められているのも、遺伝子の解明に取り組んでいる壮大なヒトゲノム解析計画もそうした理由からです。けい中国ではすでに、女性のガンのうち、子宮頸ガンの治療としてクルクモールの使用に踏み切っています。
一方、台湾でも臨床試験を含めた研究がすすめられています。
ウコンの何がこんな素晴らしい効果を示すのか、科学的な究明はまだ歩みを始めたばかりですが、ウコンとガジュツを使い、「マウスの腹水ガンにたいして、ガンの増殖を防ぐ効果が高い」という動物実験の成果が確認されています。
そして、ウコンを飲んだ人たちからは「知らないうちにガンが小さくなった」という体験談も報告されています。
統計化、標準化を必要とし、細かく分析して確実性を求めなければなりません。そうしなければ、新薬として、あるいは新技術として、人の治療に用いることができません。
どうしても時間がかかってしまいますが、ウコンという生薬の相乗的な薬理効果が、免疫力を活発にし、体全体の健康度を押し上げていることは間違いのない事実なのです。
これからは成人病を生活習慣病と呼ぶようにするそうですが、その呼び名が意味するようにガンにならないためにはまずふだんの暮らし方が問題です。

誤解をしないでほしいのですが、ウコンを飲んでいればガンにならないわけではありません。ウコンを飲むことで、ガンになりにくい体をつくったとしても、めちゃめちゃな生活をしていればそうはいきません。では、そうならない暮らし方とはーですが、それを知るためには、いつ襲ってくるか分からない現代人の死因トップであるガンがどのように発生するかと向き合わなくてはなりません。

たとえばウコンを毎日きちんと摂取して、体を整えることなどが、ガンを予防するための大切なチェックポイントとになるでしょう。

殺菌・抗炎作用も

ウコンの薬効を調べるための動物実験によれば、タルクミンを与えたグループと、食塩水を与えたグループのそれぞれに、炎症を起こさせる物質を投与したところ、タルクミングループは、一方のグループに比べ、60~80% の高い割合で炎症が抑えられました。
ウコンの薬理効果の素晴らしさのひとつがまたまた実証されたわけですが、具体的には、「炎症」とはいったいどんなものなのでしょうか。

炎症による生体の変化には、局所症状と全身症状があります。
局所症状は、炎症の起こった部位には、発赤、腫脹、熱感、疼痛、機能障害が見られる他、膿を伴うことも多くなります。
全身症状は、発熱、食欲不振、全身倦怠感などがあります。

病気は三つのタイプに分けられます。19世紀にドイツのウィルヒョーが提唱した区分法で、炎症、変性、腫瘍です。

炎症とは、体内に侵入してきた異物を排除するために白血球が集まっている状態をいいます。発赤、腰痛、痺痛、発熱の四種類の生体反応が特徴です。そのほか、たとえば熟も持たず、痛みもともなわず、さらに腫れもしない冷たい炎症といわれるもの(結核) があります。

また、本来は異物を攻撃するはずの白血球が自分の体を攻撃している自己免疫疾患によるリウマチや関節痛なども炎症といいます。
炎症には抗生物質、自己免疫疾患には非ステロイド系の抗炎症剤や副腎皮質ホルモンなどが治療薬として使われます。

次に変性ですが、これは、細胞や組織の性質が何かの理由で変化をしてしまい、本来の役目を果たさなくなってしまうことをいいます。変性が起こる最も多い原因は年齢によるものです。加齢によらない主な変性には肝硬変や慢性腎炎、糖尿病、心筋梗塞などがあります。

腫瘍とは、体の中にあるはずのない組織ができてしまうことです。良性と悪性の二タイプがあります。良性は周囲の組織に悪影響を及ぼすことはなく、いぼ、こぶ、ポリープなどがあります。悪性の代表はいわずとしれたガンや肉腫です。良性と異なり、一定の大きさになっても増殖をやめず、やがて栄養を取り入れて、独自に成長を始めてしまいます。胃波止場や気管支炎などの炎症に、ウコンを試してみてはいかがでしょうか。

大腸ガンの場合、半数近くが再発

2009年時点で日本のガン死亡者数は、どのくらいだと思われるでしょうか?
2009年にがんで死亡した人は344,105例(男性206,352例、女性137,753例)です。調査によると、男女とも、おおよそ60歳代から増加し、高齢になるほど高くなっています。
およそ2~3人に1人がガンで亡くなっている計算になります。ちなみに、21世紀には全死亡者数の二人に一人が、ガンが原因で死亡するという絶望的な予測も伝えられています。がんで死亡することが当たり前になってしまうのです。

ところで、近年になって急激に増えているガンに大腸ガンと女性の乳ガンがあります。
最近の日本人の腸の傾向とさまざまな症状によれば、

  • 1955年…男性2079人/女性2160人
  • 2006年…男性22380人/女性18653人

という調査報告がでているそうです。異常な数値であることに変わりありませんが、このまま進むと、21世紀には肺ガンと大腸ガンが男性ガンのトップを争うだろうといわれています。
その理由としては、いろいろな健康雑誌などに繰り返しいわれているように、動物性脂肪を多く含む食品のとり過ぎや、繊維質の不足といった食生活の欧米化が指摘されています。
脂肪分のとり過ぎが、どうしてガンにつながるのでしょうか。まず、コレステロールや中性脂肪を増やし、高血圧を助長して動脈硬化の原因となり、脳溢血、脳梗塞、狭心症、心筋梗塞の発生率を高めます。そして、ガンを発症させる理由は、解毒作用をアップして肝臓を強化で説明したとおり、大腸で消化されるのは、小腸で吸収されなかった食物繊維がほとんどですが、それを消化するのが腸内細菌の大切な役目です。腸内細菌の数は、およそ100兆個。重量に換算すると1kg~1.4kgもあります。その腸内細菌が、胆汁の主成分である胆汁酸に反応して、胆汁酸を「メチルコラントレン」という発ガン物質に変えてしまうのです。

高脂肪食ですと、それを消化するために胆汁が多量に分泌されますが、これが大腸の内壁にすみついている腸内細菌に悪影響を与えてしまいます。
大腸ガンは胃ガンよりも進行がゆるやかで治療もしやすいといわれています。ですが、患者の半数近くが再発してしまうケースが多く、やっかいな病気です。
大腸ガンが発生する理由としては、遺伝によるもののほかに、高脂肪と繊維の足りない食生活が指摘されています。自覚症状は人によって異なりますが、肛門からの出血、粘液状の黒い便、鉛筆のような細い便などが大腸ガンの代表的な症状です。

大腸の中でもとくに直腸部分に一番多く発生しますが、その理由としては、直腸部分の汚染物質の滞留時間が長く、汚染濃度が高くなるためだと考えられています。
食物が口に入ってから肛門にまで到着する時間には個人差があります。戦前の日本人は約30時間、現代人は半日から数日、それに比べ、欧米人は三日以上という統計があります。滞留時間が長ければ、汚染濃度が高くなるのはいうまでもありません。また、排泄の量ですが、ある調査ではイギリスの若者では120g、ウガンダの農民は、460gと言うデータが報告されています。
この差は、肉食と食物繊維の多い食事習慣の違いによるものです。
便は、体の中にためておいても何の得にもなりません。高脂肪、食物繊維不足の食事は、便秘にもつながり、その結果、大腸ガンの原因という図式になっってしまいます。年齢を重ねるごとに食物繊維をたくさん摂るように意識することが大切です。

胆汁・唾液の分泌をよくして胃腸の調子をよくする

ラットの胆道にウコンを注入してやると非常に強い消炎、利胆作用が表れたという報告がありました。これは、東京理科大学の教授のマウスを使った実験により明らかになりました。

また
「ウコンは胃酸の分泌をいくらか抑制する一方、胆汁の分泌を著しく促進し、胃腸の働きをよくする」といいます。
岩手大学の助教授は犬を使った実験で、「ウコン3gを水に溶かして与え、胃の運動を測定したところ、どの犬も著しく胃の運動が冗進した」と報告しています。

防衛医科大学の教授らによる共同実験では、ストレス性の胃潰瘍、十二指腸潰瘍の予防にウコンが効果的という報告もあります。

ウコンが口の中に入り、粘膜を刺激すると唾液が多く分泌されます。唾液には食べたものが体に役立つように変化させる消化酵素が含まれているほか、老化を防止するパロチンというホルモンが含まれています。

唾液の主な働きは、以下のとおりです。

  • 消化作用:唾液中の酵素ででんぷんをマルトースに分解する
  • 溶解作用:味物質を溶解して味覚を促進させる。
  • 洗浄作用:食べ物のかすを洗い流す。
  • 円滑作用:発音や会話をスムーズにする。
  • 抗菌作用:抗菌作用を持つ物質で病原微生物に抵抗する。
  • ph緩衝作用:phを一定に保ち細菌の繁殖を抑える。
  • 保護作用:歯の表面に皮膜を作りムシ歯を防ぐ

また、発ガンを防止する働きを持っています。唾液に含まれるペルオキシダーゼなどの酵素の作用で、唾液に30秒間、浸すだけで、発ガン物質の毒性のほとんどが消えてしまうほどです。日頃、あまり意識しませんが、唾液の働きというのは、とても大切で、人にとって欠かせないものです。

唾液に閑適して噛むことの効用や影響は大きく、1923年(大正12年)、ゆっくり食べる、つまりよく噛むことが健康につながる養生法として日本でブームになったことがありました。病弱で肥満体だった人が食べ物をよく噛んで食べるようにしたところ、体重が30kgも減り、健康になり、フレッチャーイズムとして日本に紹介されたのです。

噛むことは、意識してできる唯一の消化です。胃が疲れてるなと思ったら、よく噛んで胃腸の負担を助けてあげましょう。よく噛めば唾液がたくさん出ます。また、よく噛むことは、消化吸収をあげるばかりでなく、自律神経の安定にも役立ちます。唾液腺は、自律神経に支配されています。
体調がすぐれないときなどは、特に「よく噛む」ことを意識して食事をするようにすると体調も改善するでしょう。

代謝促進効果もあるウコンの薬効

いまや、糖尿病は、高血圧症と肩を並べる国民病です。専門家によれば、軽症な糖尿病状態である耐糖能障害の人まで計算に入れると、その数は一1500万人に達し、日本人の7~8人に一人が糖尿病患者という恐ろしい数字がみえます。具体的には、2011年の日本の糖尿病人口は1067万4320人に上り、糖尿病人口の世界ランキング第6位にランクインしています。人口の約8.3%が糖尿病というわけです。

30歳代から次第に増えはじめ、50歳台にピークに達しますが、糖尿病が成人病といわれる理由がここにあります。2025年には、成人病の大半が糖尿病になるとさえいわれています。

糖尿病の原因は遺伝、過食、運動不足、飲酒などさまざまですが、日本型食事から欧米型食事に食生活ががらりと変わった昭和30年以後に生まれた人たちは、カロリーを摂りすぎており、それ以前の世代よりも糖尿病になるリスクがかなり高いと推測されています。
糖尿病で怖いのは、やはり「合併症」です。
昏睡などの急性のものや、網膜症、腎症、神経障害、動脈硬化、心筋梗塞などの慢性型の合併症があります。網膜症の場合、10~15年するとほぼ半数の人が発症するという統計があります。まだまだこれからの年齢だというのに、とてもツライものがあります。
本人はもちろん家族の嘆きが手にとるようです。いったんなってしまうと糖尿病は先の長い病気なので、若い人ほどしっかりした健康管理が必要だというもの安易に想像できます。
また、糖尿病による腎症で人工透析を受けている人は、全透析患者数のおよそ30%です。厚生省によればここ数年の医療費の伸びが一番多いのは糖尿病ということです。糖尿病の合併症である糖尿病性網膜症で毎年5000人が失明し、糖尿病性腎症で毎年新たに8500人が人工透析を受けているのが現状です。
糖尿病というとアルコールの飲みすぎが原因と思いがちですが、そうとばかりはいえません。肥満と糖尿病の関連について次のような報告がありました。
カロリー摂取に問題があって肥満になっている人は、血糖値がどうしても高めです。そこへ甘い清涼飲料水をガブ飲みすれば一時的にインシュリン分泌不全になるのも当然です。甘いものが好きな「甘党」が多いのも糖尿病になる原因要素を持っています。

食べ過ぎ、運動不足、ストレス過多の生活を続けているかぎり糖尿病は増え続けると予想されますが、とくに血縁に糖尿病の人がいたり、標準体重が20% オーバーの人は、注意が必要です。
予防対策としては次ぎの3点が重要です。

  1. 肥満の人は食事の量を1割から2割減らす
  2. 毎日10000歩歩く
  3. 糖尿病家系の人は毎年定期検診を受ける

などです。注意深く観察することで初期の症状を見逃さず、すぐに管理体制に入ることが、病気を進行させないポイントといえます。そして、初期であれば、管理そのものも誰もが実行できるものばかりです。初期症状のいくつかを自覚したら要注意です。

  1. 夜中に何回もトイレに起き、そのたびに水を飲む
  2. 尿が泡立っていて妙に甘ったるい匂いがする。
  3. 体がだるい
  4. 体じゅうがかゆい
  5. 夜寝ているときに、突然こむらがえりが起こる。
  6. 靴擦れを起こしたが治りにくい。
  7. 齢郡那郁が進行した

、毎日インシュリンを注射している人が300万人以上おり、その合併症や症状は年々悪化するのが一般的です。そんな糖尿病が進行するのをただ指をくわえて待つだけか?それともウコンで予防するか?でずいぶんその先の将来まで変わってくるでしょう。

活性酸素除去物質にウコンに含まれるクルクミンが効果的

活性酸素はいまでは万病のもとといわれています。動脈硬化やガンなどの原因になるばかりでなく老化の原因ともいわれます。その活性酸素を除去する作用が、ビタミンCやEよりも、ウコンが含んでいるクルクミンのほうが高いといわれます。

どんなに体に自信のある健康な人でも20歳を過ぎれば、老化は始まっています。分子生物学によれば、老化とは細胞の数が減ることによって臓器の活力が衰え、それが原因で起こるといわれ、細胞の数が減っていく理由については「活性酸素説」と「プログラム説」のふたつの説があります。

「活性酸素説」は、体内で発生した活性酸素のために細胞内のDNAやタンパク質が酸化し、細胞の働きが低下してしまうからという理由です。鉄がさびたり、てんぶら油が酸化するのも、この活性酸素による影響で、その酸化力がガンや脳卒中などの引き金になります。
人は生きるためには呼吸をしなければなりませんが、呼吸をすること自体が活性酸素をつくりだしているわけですから、じつは人間は、生きることで日々、細胞を減らし続け、少しずつ少しずつ老化をすすめているのです。
もちろん、人間の体はそうした働きの活性酸素にたいし、ちゃんと抵抗する手段を備えています。スカベンジャー(活性酸素除去物質) と呼ばれている酵素がそれです。しかしこの酵素は、残念ながら40歳を過ぎるころから急速に衰えてしまいます。
ガン年齢といわれるのも40歳からですが、これから必要という人生の成熟期に入ったときに衰え始めてくるのですから皮肉なものです。
ビタミンA 、B2、C 、E や卵黄、かぼちゃに含まれるカロチノイド、緑茶やドクダミに含まれるポリフェノール性物質などがこのスカベンジャーと同じ働きをするので、これらの食品をとれば老化防止になるといわれています。

もうひとつの「プログラム説」とは、すべての細胞には死ぬ時期が決められているという説です。若者と老人の細胞の活力を比較したデータがあります。それぞれの皮膚の繊維芽細胞を培養液に入れて観察してみると、若者のものは60回ほどの分裂を繰り返しますが、老人の場合、30回ほどの分裂を繰り返すとそれで終了してしまいます。
あきらかに、細胞の活力が弱っている証拠です。細胞は、日々新たになっているのですが、ある年齢以1 になると、つくりだされた細胞のもともとの力が弱くなっているのです。だからといって、黙って指をくわえて見ていることはありません。ウコンはもちろんですが、スカベンジャーを多く含む食品類を積極的に摂取することがよいでしょう。

活性酸素除去物質( スカベンジャー) を多く含む食品

  • ビタミンC…有色野菜、柑橘類、イチゴ、甘柿
  • ビタミンB2…うなぎ、焼きのり、牛・鶏のレバー、チーズ
  • ビタミンE…有色野菜、豆類、穀類
  • カロチノイド…卵黄、イクラ、タラコ、有色野菜、海藻、柑橘類
  • フェノール性物質…緑茶、コーヒー、ゴマ、ドクダミ、ゲンノショウコ