2012年 の投稿一覧

コレステロール値を抑制し、て高血圧や動脈硬化などの生活習慣病を予防する

ウコンの薬効で胆汁の分泌が促進されると以下のような効果があらわれます。

  1. 過剰なコレステロール値が調節される。
  2. 脂質代謝がよくなって血小板の凝集が抑制される。
  3. 血圧が調整される

ウコンにより全体的に血液がサラサラとして流れやすい状態になります。体を動かすとき、筋肉を伸ばしたり縮ませたりして収縮を行うわけですが、その働きを促進するのはカルシウムです。筋肉の中にカルシウムが増えると縮み、抑えられるとゆるむのですが、ウコンには、そのカルシウムイオンが血管の平滑筋へ導入されるのを抑える働きがあり、そのため末梢血管が拡張して血流がよくなり、血圧の上昇が抑制されるという仕組みです。
血液中のコレステロール値が高ければ高いほど動脈硬化が進んで、合併症として心筋梗塞になる危険性が高まります。
ウコンは、そのコレステロール値を調節してくれる効果があります、ただし、コレステロール値は低ければいいというわけではありません。コレステロールは細胞膜をつくるのに大切な要素のひとつです。体にとってはなくてはならないものですし、脳の神経細胞の周辺はコレステロールで固められています。なにかというと悪役の代名詞になっているコレステロールですが、じつは、値が低すぎると他の栄養素の値も低くなっていることが分かっています。
コレステロールにつついての詳しい情報は、こちらです。
また、コレステロールの値が低すぎると、犯罪や自殺を起こす確率が増えるという報告もあります。では高い人はというと、こちらは、責任感があり、自制心が強く、社交性もあるということです。
コレステロールの差にこうした傾向があらわれるのは、、精神を安定させるセロトニンという物質に原因があ関与しているためです。

性格の決定にかかわっている脳細胞がセロトニンを血液からとりこむとき、コレステロールの量が少ないと、脳細胞に入るセロトニンの畳も少なくなるそうです。だからといってコレステロールを増やせばよいというものではありません。成人病との兼ね合いがあります。日本人の成人の平均コレステロールの正常範囲は、100mlあたり160~180mgです。
これが220mg以上になると、心筋梗塞などに襲われないためにも値を下げる必要があります。
210mg以下ならばとくに必要ありません。投薬などで下げすぎたりすると性格が攻撃的になってしまう可能性もあります。
人間は動物であるかぎり、コレステロールは重要な物質です。でも、医者からコレステロール値が高いといわれると、たいていはまず卵やバターを控えます。確かにそうすることで脂肪分を抑えることはできますが、じつは食べ合わせを工夫すればその心配がないことも分かっています。バターや卵をしいたけと一緒に摂取するとコレステロール値が上昇しないこともわかっています。本来は、バランスのとれた食事を摂ることが最も重要です。

ガン細胞への効果・効能

ガン治療の研究は、世界で日々進んでいますが、なかでも、免疫力を利用した技術的・薬物的な集約的治療に関心が集中しています。
強い薬や放射線を使うことで、まだガンになっていない細胞まで傷つけてしまう、また死滅させてしまうこともあり、ガンは治ったけれどもひどい副作用でツライというケースが増えています。
ですから、ガンばかりでなく、すべての病気にたいして的確に効果を発し、副作用もなく、悪い細胞だけをやっつける免疫力本来の仕組みや力の解明が求められているのです。
米国でも日本でも、膨大な予算のもとに、植物性食品によるガン予防の研究が急ピッチで進められているのも、遺伝子の解明に取り組んでいる壮大なヒトゲノム解析計画もそうした理由からです。けい中国ではすでに、女性のガンのうち、子宮頸ガンの治療としてクルクモールの使用に踏み切っています。
一方、台湾でも臨床試験を含めた研究がすすめられています。
ウコンの何がこんな素晴らしい効果を示すのか、科学的な究明はまだ歩みを始めたばかりですが、ウコンとガジュツを使い、「マウスの腹水ガンにたいして、ガンの増殖を防ぐ効果が高い」という動物実験の成果が確認されています。
そして、ウコンを飲んだ人たちからは「知らないうちにガンが小さくなった」という体験談も報告されています。
統計化、標準化を必要とし、細かく分析して確実性を求めなければなりません。そうしなければ、新薬として、あるいは新技術として、人の治療に用いることができません。
どうしても時間がかかってしまいますが、ウコンという生薬の相乗的な薬理効果が、免疫力を活発にし、体全体の健康度を押し上げていることは間違いのない事実なのです。
これからは成人病を生活習慣病と呼ぶようにするそうですが、その呼び名が意味するようにガンにならないためにはまずふだんの暮らし方が問題です。

誤解をしないでほしいのですが、ウコンを飲んでいればガンにならないわけではありません。ウコンを飲むことで、ガンになりにくい体をつくったとしても、めちゃめちゃな生活をしていればそうはいきません。では、そうならない暮らし方とはーですが、それを知るためには、いつ襲ってくるか分からない現代人の死因トップであるガンがどのように発生するかと向き合わなくてはなりません。

たとえばウコンを毎日きちんと摂取して、体を整えることなどが、ガンを予防するための大切なチェックポイントとになるでしょう。

殺菌・抗炎作用も

ウコンの薬効を調べるための動物実験によれば、タルクミンを与えたグループと、食塩水を与えたグループのそれぞれに、炎症を起こさせる物質を投与したところ、タルクミングループは、一方のグループに比べ、60~80% の高い割合で炎症が抑えられました。
ウコンの薬理効果の素晴らしさのひとつがまたまた実証されたわけですが、具体的には、「炎症」とはいったいどんなものなのでしょうか。

炎症による生体の変化には、局所症状と全身症状があります。
局所症状は、炎症の起こった部位には、発赤、腫脹、熱感、疼痛、機能障害が見られる他、膿を伴うことも多くなります。
全身症状は、発熱、食欲不振、全身倦怠感などがあります。

病気は三つのタイプに分けられます。19世紀にドイツのウィルヒョーが提唱した区分法で、炎症、変性、腫瘍です。

炎症とは、体内に侵入してきた異物を排除するために白血球が集まっている状態をいいます。発赤、腰痛、痺痛、発熱の四種類の生体反応が特徴です。そのほか、たとえば熟も持たず、痛みもともなわず、さらに腫れもしない冷たい炎症といわれるもの(結核) があります。

また、本来は異物を攻撃するはずの白血球が自分の体を攻撃している自己免疫疾患によるリウマチや関節痛なども炎症といいます。
炎症には抗生物質、自己免疫疾患には非ステロイド系の抗炎症剤や副腎皮質ホルモンなどが治療薬として使われます。

次に変性ですが、これは、細胞や組織の性質が何かの理由で変化をしてしまい、本来の役目を果たさなくなってしまうことをいいます。変性が起こる最も多い原因は年齢によるものです。加齢によらない主な変性には肝硬変や慢性腎炎、糖尿病、心筋梗塞などがあります。

腫瘍とは、体の中にあるはずのない組織ができてしまうことです。良性と悪性の二タイプがあります。良性は周囲の組織に悪影響を及ぼすことはなく、いぼ、こぶ、ポリープなどがあります。悪性の代表はいわずとしれたガンや肉腫です。良性と異なり、一定の大きさになっても増殖をやめず、やがて栄養を取り入れて、独自に成長を始めてしまいます。胃波止場や気管支炎などの炎症に、ウコンを試してみてはいかがでしょうか。