2013年 3月 の投稿一覧

ストレスを軽減することは可能か?

Question

仕事上、ストレスが多くイライラしがちですが、ウコンはこういったストレスを軽減することは可能でしょうか?

Answer

「ストレス」のかかった心身の過労状態とは、「自律神経失調症」の一歩手前で、「交感神経」が非常に緊張している状況です。この過労がさらに進行、または悪化すると、交感神経がまいってしまいますが、だからといって「副交感神経」が高まるわけではなく、両神経ともに疲労してしまいます。
つまり、交感神経が緊張しすぎて不安定な状態が長時間続くと、副交感神経が抑えられたままの不安定な状態におちいり、両神経のバランスを狂わせ、心理的に情緒がアンバランスな状態になります。
交感神経が緊張したままの状態では、興奮した気持で一心不乱に仕事をしたり、やたら戦闘的な気分に駆き立てられます。
心が高ぶったままに無理な仕事を続けると、血圧が上がって心身ともに大きなダメージを受けてしまうのですが、こうした精神の不安が長く続くと、血圧が上がりぱっなしで高血圧が慢性化し、とつぜん「脳出血」を起こしたり、「心筋梗塞」を起こしてしまうことがよくあります。
かっかする気持のまま仕事を続けるのは、体のためには最悪で、たまにはリラックスすることが大切です。リラックスとは副交感神経が緊張した状態ですが、ときどきは交感神経の緊張を休めて、副交感神経のほうにスイッチを入れないと、消化器系での消化・吸収がうまくいかなくなります。
副交感神経を活性化させれば、交感神経の緊張は相対的に抑制する方向に働きます。人が定期的に休みを取らなくてはならない理由は、副交感神経が交感神経を抑えて自律神経を安定させるためです。
副交感神経が優位にならないと熟眠できないのも大切なポイントです。
要するに、交感神経と副交感神経とがたがいにバランスを取り合って、シーソーみたいに上がったり下がったりしているのが健全な状態です。
大きなストレスを受けて、心身ともに疲れ果て、からだが衰弱して何も食べる元気がないときであっても、1部消化管を働かせて活性化すると、副交感神経が刺激されて、自律神経の安定化につながります。

ウコンを飲むと、胆汁の分泌が克進されて、1部消化管がひとりでに活発化するため、過労時でも食欲が出てきます。消化管が活発になると、自律神経のバランスが保持され、抗ストレスに作用するという意味において、二次的に人体の自然治癒力を引き出してくれます。なお、消化管の活性化には、ウコンよりガジュツのほうが有効ですが、作用の強い弱いの差はあっても、両生薬とも胃腸管の運動を活発にしてくれます。
胃腸が活発になると、副交感神経がそれに同調して活発化されます。ウコンが神経やホルモンを直接に刺激することはないものの、消化管が働くことによって、間接的に副交感神経が活性化されます。ウコンを服用すれば、ストレスから生じるさまざまなからだの不調を緩和できる可能性があると考えられます。
ちなみに、近代医学では、交感神経と副交感神経の上がり下がりを薬品によって直接的に刺激しようとしますが、これが効きすぎると必ず副作用の問題がからんできます。神経系の治療に処しては、科学的な医薬品を使うことに慎重を期さなければをりません。

アルコールに漬けてあるウコンの成分

Question

沖縄のウコンの品質がいいことを聞き、ウコンを薄切りにして沖縄産の泡盛に漬けて晩酌がわりに飲んでいます、スライスされたウコンから十分な薬効は、期待できるでしょうか?まtた、飲み過ぎによる弊害はありませんか?

Answer

ウコンをアルコールに漬けると、油に溶ける成分が抽出されますが、アルコール漬けにする理由は、油に溶ける「精油成分」を抽出しようとする手段の一つです。
ウコンの薬効は、精油成分が多くを占めているので、薬効は十分期待できます。
泡盛(蒸留酒) はアルコールが100パーセントの成分ではなく、水分をベースにしているので、とうぜん水に溶ける成分も抽出されます。したがって、スライスしたウコンは、煎じるよりも泡盛や焼酎などに漬けたほうがいろんな成分をじっくりと取り出せます。

害になるかならないかはアルコールの分量によります。アルコールは肝臓で分解されて「アセトアルデヒド」となり、それがさらに中和されて最終的には水と炭酸ガスと水に分かれますが、遺伝的にアセトアルデヒドを分解させる酵素を多く持っている人とわずかしか持たない人とがいて、後者はアルコールを受け付けない体質ですが、日本人にはこの酵素を持たない人が比較的たくさんいます。
アルコールが体質に合わない人は、ビールを一口飲んだだけでも気分を悪くして、歩くことすらままならなくなります。したがって、下戸と言われる人が酒やビールを多量に飲むと、自分の体内で作られている分解酵素ではとうてい処理できない量のアルコールを生体内に入れることになるので、アセトアルデヒドが神経に作用して、頭痛を起こしたり、目まいで頭がくらくらして、立っていることさえ困難になります。

アルコール漬けのウコンによる害が出ることはありませんが、アセーアルデヒドを分解できずにダウンすることになるので、お酒に強くない人は、アルコール漬けのウコン酒は飲まないほうがよく、別の方法でウコンの薬効を取り入れるべきです。
リピート率の高いウコンはこちら。

ミネラル成分について

Question

ウコンには、鉄分、リンやマグネシウムまでもが豊富に含まれているようですが、ミネラル類は具体的にどのように作用するのでしょうか?

Answer

「鉄分」は赤血球のひとつで酵素を運搬する「ヘモグロビン」を作る大切な役目を担っています。酸素を運ぶヘモグロビンがなければ、ほかの栄養分がどんなに十分であっても、それを燃やしてエネルギーに変えていくことはできません。
微量ではあっても、鉄分は人体に欠かすことのできないミネラルです。
鉄分が不足すると、貧血症状だけでなく、疲れやすくなったり、無気力になったり、怒りつぼくなったり、物忘れをよくするようになります。鉄分を多く含む野菜にはホウレンソウやパセリがありますが、ウコンでの含有量はそれらをはるかに凌駕しており、毎日10g程度のウコンを服用するだけで必要な鉄分が十分に補給できます。rリン」はカルシウムと結合して「リン酸カルシウム」として骨や歯を構成しており、人体には必須栄養素となっています。
カルシウムとのバランスが非常に大切です。カルシウム不足のとき、リンだけを過剰に摂取しすぎると、リンと結合したカルシウムが対外に排出されるため、ますますカルシウム不足になるということがあります。
ウコンは、カルシウムも効率よく摂取することができます。
リンはまた、核酸のDNAを構成している婁な成分でもあります。ウコンにはリンも多量に含まれています。「マグネシウム」はカルシウムの働きを補佐するための人体にとって必須成分ですが、両者はバランスよく摂取することが大切です。
マグネシウムの約6割は骨の中に含まれていて、骨と骨とをつないで、これらを円滑に動かすための軟骨組織の重要なミネラルとして位置づけられています。
そのほか、マグネシウムは神経での情報伝達に役立ったり、さまざまな酵素の働きを助ける仕事もこなしており、人体にはやはり欠かせない成分です。ウコンにはマグネシムもたっぷり含まれています。バランスのとれたミネラルを摂取したいのであれば、ウコンは最適です。