ウコンには本当に副作用がないの?

Question

最近は、漢方薬などのが体に優しいということから注目を集めていますが、生薬であっても、長期に飲んだり、多量に飲むと、副作用が出ると言う人もいます。ウコンは大丈夫でしょうか?

Answer

ウコンはたしかに害の少ない上薬に類する生薬で、健康な人にとっては健康食品そのものです。本サイトでも「ウコンには副作用がない」でも紹介しているとおり、副作用の心配はありません。
しかし、病人が飲むと危ない場合があります。たとえば、慢性の「腎炎」を患っている人では腎臓からカリウムが排出されないので危険まもあります、
ガジュツには子宮を収縮させる作用があるので妊娠中の女性には飲ませるな、などと昔から言われてきました。漢方薬には副作用がないと誤解されている向きもありますが、薬であるかぎり、その程度は大なり小なり必ず副作用を伴うと考えたほうがいいでしょう。
一般的に健康な人で、常識的な量を飲んでも害がないのは言うまでもありませんが、病人、妊婦さんなどは主治医と相談してから飲むべきです。副作用がないというと、大量に摂取すれば効果が大きくあらわれる…と勘違いする人がいますが、これは大きな間違いです。仮に副作用はでなくても体調を崩す場合もあり得ます。
漢方薬や安全なイメージが定着していますが、中国の古文献には薬の副作用で死を招いた記録が頻繁に出てきます。生薬といえども薬の一種ですから、誰かれなく無差別に飲ませていいものではありません。漢方薬を扱う医師であれば、ウコンの薬効をよく知っているので、病気回復のためにウコンを飲むつもりなら、ひとまず漢方薬を取り扱う医師の診察を受けたあと、適切な処方を聞いて服用すれば万全です。

病院で処方されている薬と併用しても大丈夫か?

Question

ウコンを現在、服用している病院から処方された薬と併用しても問題ないでしょうか?また、抗生剤との併用はいかがでしょうか?

Answer

ガジュツとウコンを併用する方法はよく行なわれています。また、ウコンと「イヌトウキ」、あるいはウコンと「朝鮮人参」の併用も悪くなく、その他の生薬との併用もかまいませんが、どのような薬効が出てくるかが問題ですから、必ず医師の指示に従って使用するのが原則です。

生薬をいくつか組み合わせると漢方薬になるわけですから、症状に見合ってウコンを他の生薬と併用すればいいでしょう。薬漬けの医療を解消するには、薬の使用量を最小限にとどめながら、最大限の薬効を発揮させる必要がありますが、ウコンは現代医療にたいへん大きな役割を果たしてくれそうです。
なお、併用でなくても、「抗生剤」はみだりに用いていい薬剤ではありません。抗生物質の乱用によって、今日まで多数の「抗生耐性菌」を生み出してきましたが、これがいまや医療現場では院内感染という大問題を引き起こしています。
西洋医学は細菌を退治するための薬剤として「ペニシリン」という抗生物質を作り出して難病を克服してきた反面、その乱用よって新たにペニシリンに括抗する耐性菌を作り出してしまいました。
その結果、さらにペニシリンから発展したセファロスポリン系の抗生物質が作られ、この薬がいまや世界中で大量に使用されていますが、昨今は抗生物質の効かない耐性菌が次から次へと出てきて、ペニシリン耐性菌の場合と同じく、ついにセファロスポリン系の抗生剤に対しても耐性を発揮する「メリシン耐性黄色ブドウ球菌MRSA」 などが生じています。

なお、抗生物質という言葉は、もともと共存している微生物の一方が他の微生物の発育・増殖を抑制する「相手の生に抗う」という意味に由来しています。自然界では、ある微生物が別の微生物の発育を抑制する物質を分泌する現象があって、これらを抗生物質と呼んでいたわけですが、最近では高等動物の悪性腫瘍の増進を抑制する物質にいたるまで抗生物質の範囲に含めています。

毎日飲んでも大丈夫?

Question

忙しい毎日、食事も不規則、睡眠時間もなかなか取れない…といった毎日です。ウコンで健康を維持したいと思っていますが毎日飲んでも大丈夫でしょうか?

Answer

生薬を使った症状改善の治療においては、常に「至適量」すなわち「薬が最も有効に効く量はどれくらいか」ということを考えなければならず、8gで抑えたい人に20gも与えたら、効くどころか、かえって悪くなるケースもあります。健康な人がウコンを常用する場合、大人ならこのくらい、子供ではこのくらい、と平均的な服用量の基準がありますが、念を入れるなら、患者の体重・体力・年齢を知って、個々の服用量を決めるべきです。一般的に言えば、成人での服用量は1日10g程度が目安になります。
健康体の人がウコンを常用して、とくに悪いという問題点はどこにも見当たらないので、常識を外れた量を飲まないかぎり、常用してもかまいません。
ウコンが人体に害を及ぼす例はごくまれですから、適量を常用するのであれば、胃や血行の調子は良くなっても、体調がおかしくなることはありません。
ただし、ウコンにはカリウムがふくまれていますので、「腎不全」で人工透析を必要としている腎臓病の患者さんは医師に相談の上飲むようにしなければなりません。特に腎臓が悪くないという方であれば心配いりません。